余談

研究室におけるマーフィーの法則

本法則の趣旨
  •  あなたは,研究者・技術者の卵である。

    研究の法則

  •  「これは簡単だ」と思った仕事は失敗する。
  •  「これはうまくうまくゆかない」と思った研究は必ず失敗する。
  •  どんなテーマもそれにに打込めば,そのテーマも必ず応えてくれる。
  •  実験装置の周りをきれいにすると,きれいなデータを出してくれる。
  •  自分が深く検討しなかったテーマほど,他の人がいい論文に纏める。

    実験技術の法則

  •  後輩の実験技術は先輩からみて必ず未熟に見える。
  •  先輩の実験技術は後輩からみて必ず手抜きに見える。
  •  実験装置はいい加減な気持ちで接すると必ず痛い目に遭う。
  •  実験器具を破損したときに限って,指導者が必ずそばにいる。
  •  危ないと思いながら置いた装置は必ず落として壊れる。
  •  ガラス器具が増えると,学生は汚く使う。研究室で使える数は常に一定である。
  •  飛び跳ねた薬品は,必ず目の方向に向かって飛んでくる。
  •  虫は必ず大切なサンプルをねらって入水自殺をする。
  •  使い道のない試料ほど面白い物質である。
  •  装置を使おうと思ったときに限って,装置が空いていない。
  •  便利な機能を持った装置ほど,誰もその使い方を知らない。

    教育の法則

  •  「指導が悪い」「テーマが悪い」という学生ほどできが悪い。
  •  「学生のできが悪い」という先生ほど指導能力がない。
  •  先生の悪口を言っているときには,後ろに先生がいる。
  •  学生は人間(生き物)である。先生もしかり。
  •  研究室に研究費があればあるほど,学生の腕が落ちる。
  •  自分で何でもしようとする先生の学生は何もしない。逆は成立しない。
  •  「なにくそ」とふんばると道も開ける。
  •  研究室で結果を出せば出すほど,学生も生き生きする。
  •  何もしなければ,時間が流れるだけである。
  •  好奇心を持たないない学生は,学生に向かない。

    人間関係の法則

  •  何事も,事と次第による。
  •  何事も,「いつも」ということはない。
  •  何事も,「ときには」ということはある。
  • マーフィーの法則の「真意」は,「無意識の気持ちが結果に反映する」ことにあります。
    良いことを願えば良いほうに事が運ぶものです。逆もしかり。

    その意味からのアドバイスです。
    「自分はとても重要な仕事を成し遂げようとしている」と思ってください。
    「このデータが出なければ修了資格が無い」という気持ちで取り組んでください。